「47+1 新生 New Year Rock Festival 」
リマスタリング完全版
全世界配信決定!
4月9日19:00より ZAIKO にて発売開始!
配信 2021年4月9日19:00~2021年5月9日23:59
視聴料 (国内) 2,500円 (税込)
配信 2021年4月9日19:00~2021年5月9日23:59
視聴料 (国内) 2,500円 (税込)
親切なFacebookの機能が2年前の青山斎場の写真を画面に映し出して、あの日、桜が満開だったことを思い出した。
遺影の前のじぶんの顔は魂が抜けたようだ。
わたしは、そのニュースをニュースではなく、友人からのお悔やみで知った。SNSを通じて、多数のメッセージが届いていた。
予行演習ではないけれども、2ちゃんねるなどの心無い書き込みで、内田裕也が死んだなどという文字を目にすると、心臓に鋭い痛みが走った。もし、現実になったら心臓麻痺にでもなるのかと思っていたが、お悔やみの言葉は鋭いナイフを柔らかくくるんで、わたしの心臓はその日も動いていた。
ふとした思い付きで始めたお誕生会は、湿っぽくなくていい感じで、みながまたやりましょうと言ってくれる。こちらはお墓参りして、その後、お誕生会なのだが、古賀政男音楽博物館が内田裕也の遺品の展示をして楽曲を流してくれているので、ここに行ってからお墓参りというのをしようと思いついて、内田裕也ファミリーでさっちゃんと言えばこの人!という友人と、「内田裕也お墓参り実行委員会」を結成して、3月14日にロックンロールお墓参りを決行した。
前日は内田家の三回忌だったようで、大きなフラワーアレンジメントが飾られていた。お花のお師匠でもあるわれらがさっちゃんが、みんなが持ち寄った花をきれいに飾ってくれた。
北海道の親不孝通りからは電報も来ていて、にぎやかなことの好きなユーヤさんは、連日の賑わいに喜んでくれただろうと思う。
命日の3月17日は、内田裕也トリビュートライブ!クロコダイルでフラワーズの楽曲を聞くことができた。
NYRFの常連だった李世福コネクションも久しぶりに観ることができ、1960年代の終わりころに、さぞかしとがっていただろうユーヤさんの粋を再確認した。
実はお墓参りの方には、60年代の初頭にユーヤさんにナンパされた女性も参加して、みんな興味津々でお話を伺った。新宿アシベ、池袋ドラム、楽屋から会場に入れてくれた話などなど。トッポかった(*きざで不良じみているという意味)ユーヤさんが、その後、ロック界で不動の地位を築きあげることになるとは思っていなかったというセリフに、そのトッポさがいかなるものか、伝わってきた。
その前日、13日には横浜で「十階のモスキート」の上映があり、崔洋一監督のトークライブがたっぷり1時間あった。
60年代にはじまったユーヤさんのロックンロールライフは、70年代に不動のものとなり、80年代にはその音楽業界での立ち位置を大いに活用して映画界に殴り込みをかけることになる。崔監督が映画の予算をどこからどう集めたかというエピソードを語ってくださった。キティフィルム、キョードートーキョー、ニューセンチュリープロデューサーズが、それぞれ1500万ずつ出してくれたという。60年代のはじめ頃、トッポかった内田裕也の面目躍如である。
崔監督もこの後、お墓参りに行くと言っていたし、トリビュートライブに出演したみなさんも、昨日行ってきたとか、今日行ってきたと言っていた。3月13日、14日、16日、17日は、だれかかれかお墓参りに行ったようだ。15日にも誰か行ったかしら。
実は中高年の宿命で、雑事に忙しく、あちらのスイッチがONになると、こちらがOFFになってなかなか切り替わらない。こちらのスイッチをONにしてくれたのは、下記のお知らせだ。
年末に行われた第48回目となるNYRFが全世界で配信されるとのこと。詳細は近日中にお知らせします!