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内田裕也の軌跡 その2(フラワーズ〜FTB)

内田裕也の軌跡

出演作品他
1968年
Chanllenge帰国後、内田裕也とフラワーズを結成。麻生レミをヴォーカルとするこのグループは、当時のGS界にセンセーショナルな登場だった。
当時、ジャズ喫茶の地下ではタイガース、上でフラワーズなんてことがチョクチョクあった。
ウォーカー・ブラザーズ、シュープリームスらが来日
4月

「アート・ロック」、あるいは「ニュー・ロック」といった言葉が出現

クリーム、バニラ・ファッジなどのロック・グループは、これらの名称で呼ばれた。

10月 モンキーズ来日
11月 オックスなどのGSを聴いて、失神する女子高生が出現する
1969年
フラワーズ解散。
麻生レミとスチール・ギターの小林克彦が武者修行のため渡米。
この暮、フラワー・トラベリン・バンド (FTB)を結成。 メンバーは、ジョー(ヴォーカル)、石間秀樹(ギター)、上月ジュン(ベース)、和田ジョージ(ドラム)。もちろん、世界へ乗り出そうという意気込みから、フラワー・トラベリン・バンドと名づけられた。
4月 「ニューミュージック・マガジン」創刊
9月 第1回「10円コンサート」(日比谷野音)

第1回「日本ロック・フェスティバル」(厚生年金ホール)内田裕也とフラワーズ、ゴールデン・カップス、エディ藩、パワー・ハウス、チューリップス、ブルース・クリエイション、成毛滋、井上孝之、増尾好秋、ケネス伊東など。

ロック・ミュージカル「ヘアー」が、日本メンバーにより上演される。

1970年

FTB、初LP『ANYWHERE』発表
「我ら“花のふーてん・ばんど”はもちろん、あたりいちめんのろっく・ぴーぷるうちそろい、この日の本にろっく蔓延、平和蔓延、愛蔓延とすべく努力しております。どうぞあたたかき御支援をお送り下さい。 ゆうや記」(『ANYWHERE』ライナーノーツより)

FTB、初のオリジナルアルバム"Satori"のレコーディング開始。

万博で出会ったライト・ハウスに認められて、FTB次作アルバムのレコーティングのため、カナダ行きが決定。

「着物を着て演奏しようとか、そんなことは考えていない。サウンドも、ことさら日本調を出したりしたくないが、間のとりかたや強弱をつけることなどで、われわれ独特のユニークなものを創り出していきたい」(ニューミュージックマガジン 71.1「帰ってきた東京キッド 出発したフラワー・トラベリン・バンド」より)

メンバーは以後約2年間カナダに滞在し、カナダでベストテンに入る快挙を成し遂げた。

この年、内田裕也は、100円コンサートの企画なども手がけている。

1月 第2回「日本ロックフェスティバル」
BST、シカゴなどのグループに感化されたジャズ・ロック・グループが流行する。
3月 「東京ロックンロール・アンサンブル」(自由劇場)
4月 ヘッド・ロック(神田共立講堂)
5月 第3回「日本ロック・フェスティバル」フラワートラベリンバンド、ロカビリー・リバイバル・サーカス(内田裕也、ほりまさゆき、フランツ・フリーデル)他
6月 フォーク・ロック・コンサート(日比谷野音)フラワートラベリンバンド
7月
映画『ウッドストック』上映
万博お祭り広場「ビームで貫通、ミニマル・サウンド・オブ・ライダー」フラワートラベリンバンド
9月 「100円コンサート」(日比谷野音)
10月 フラワー・トラベリンバンドサヨナラ公演(※出国前のお祝いコンサート)(サンケイホール)第一部 ザ・エム、ザ・サムライ、スタイダース・マイナス2他 第二部 フラワートラベリンバンド
12月 「ロック・カーニバル#1」(日劇)ジョン・メイオール来日
1971年
初アルバム"Satori"が、ワーナー・パイオニアより発売される。
このころ、内田裕也は、FTBのプロモーション、レコードのアメリカ発売などのため、東奔西走、八面六臂の大活躍。
「ROCK'N'ROLLER諸君。ブーム現象に負けるな。ジミ・ヘン、ジャニス、モリスン、ヴィンセント−−−。俺も君らと同じようにROCK'N'ROLLで死にたいのだ!」(ニューミュージックマガジン71.10「ジーン・ヴィンセントの死で発生した私文」より。)
4 「日比谷ロック・フェスティバル」内田裕也1815R&Rバンド成毛滋、PYG他。
5月 「日本語のロックとフォークのコンサート」モップス、頭脳警察、吉田拓郎、はっぴえんど他
「ジャズ・ロック&フォーク・レイク・サイド・フェスティバル」村八分、ブラインド・バード他。
7月
日比谷ロック・フェスティバル(日比谷野音)内田裕也1815R&Rバンド、サムライ、モップス、PIG、ゴールデン・カプス、はっぴいえんど、ガロ、陳信輝他
麻生レミ帰国歓迎コンサート(日比谷野音)麻生レミとWYND、内田裕也、モップス、陳信輝、トゥーマッチ、ガロ、ファーラウト
GFR来日 (麻生レミは後楽園球場と大阪球場でGFRと共演)
8月 ピンク・フロイド来日 「'71ハコネ・アフロディーテ」に出演
9月 レッド・ツェッペリン来日
1972年
FTB二枚目のアルバム"Made in Japan" 発売される。
春、FTB帰国、2ヶ月間のコンサートツアー。
FTB三枚目のアルバム"Make Up"録音。彼らにとって、最後のアルバムとなった。
'72年から'73年にかけては、日本のロック停滞。
「エンタテイメントとイデオロギーが一致したところで、はじめて どこへ出て行ってもこわくないんじゃないかと思うんだな。 エンタテイメントが大事だという考え方は、ロカビリーのころから、絶対変わんないな。」(ニューミュージックマガジン72.5「ベースはつねにロックンロール」より。)
1月 オールジャパン・ロック・フェスティバル(東京都立体育館)内田裕也 &1815 Rock'N'Roll Band、麻生レミ、井上尭之グループ、頭脳警察、ブルース・クリエイション他
4月
フラワートラベリンバンド帰国コンサート(※北海道から九州までの日本縦断コンサート)
URCコンサート(浦和ロックンロール・センター)(埼玉会館)フラワートラベリン・バンド、四人囃子、安全バンド
5月
プロコム・ハルム来日
「バングラ・ディシュ救援コンサート」
第4回「日本語とロックとフォークのコンサート」
サディスティック・ミカ・バンドのレコードデビュー
クリエイションが結成される
7月 第1回日本のロックン・ロール・シリーズ(サブタイトル:フォーク・ソングをぶっとばせ!)
8月
真夏のロック競演(京都円山野音)フラワートラベリン・バンド
ジョイ・パーク野外コンサート(浜松市ジョイパークゴルフ場)フラワートラベリン・バンド
ディープ・パープル来日
10月 第5回「日本語とロックとフォークのコンサート」(日比谷野音)内田裕也&1815 Rock'N'Roll Band
12月
ヤング・ジャパン・Xマスコンサート(大阪厚生年金大ホール)フラワートラベリン・バンド
吉田拓郎、井上陽水の台頭が目立つ。
1973年

春、手塩にかけて育てたFTBの解散。(中止になったローリングストーンズ公演のサポーティングアクトは、フラワートラベリンバンドに決まっていた。)

自らのアルバム「ロックンロール放送局」を1815 Rock'N'Roll Bandとともにレコーディング。

ロックンロール振興会を発足し、「ロックンロール・カーニバル」を開催。

気鋭のクリエイションを育てることに全力を注ぐ。

ニューミュージックマガジンで対談を連載。これをきっかけにして、小野洋子、ジョン・レノン夫妻と出会う。

8月には、東京キッド・ブラザーズ『猿のカーニバル』にゲスト出演。

内田裕也、ロックンロール一途15年を祝う「ロックンロールBAKA」コンサートが開かれ大成功。オープニングは、ロックンロール振興会会長、赤塚不二夫の選手宣誓。ゲスト出演した淡谷のり子さんも、ロックに理解をしめしてくれた。

10月悠木千帆(後に樹木希林)と結婚。

この年の暮れ、大晦日から翌日の元旦までのオールナイトコンサートを開催。このコンサートこそが、現在も続いているニューイヤーロックフェスティバルの記念すべき第一回目である。

1月

ローリング・ストーンズ来日中止

キャロル、デビュー

2月

第1回「ロックンロール・カーニバル」(渋谷公会堂)

内田裕也&1815 Rock'n'Roll Band、ファニー・カンパニー他

4月

第2回「ロックンロール・カーニバル」(渋谷公会堂)キャロル、ファニーカンパニー、VSOP、かまやつひろしとウオッカコリンズ、内田裕也&1815 Rock'n'Roll Band、ミッキーカーチス

デビッド・ボウイ来日

5月 ジェフ・ベック来日
6月 「イエス・キリスト・スーパースター」上演 中野サンプラザ
7〜8月 ロックンロール・カーニバル・イン・サマー(全国縦断 都体育館他計16ヶ所 )内田裕也&1815 Rock'n'Roll Band、キャロル、ファニーカンパニー
8月

8/8ロック・デイ(万博会場・お祭り広場)(西日本でコンテストで選んだ13バンド/ゲスト:内田裕也

第1回沖縄ミュージック・フェスティバル(日交オーシャンパーク)内田裕也、キャロル、加川良、サン・ハウス、友部正人、リンドン

ロックンロール&ブルース(名古屋市公会堂)内田裕也&1815 Rock'n'Roll Band、ファニーカンパニー、都落ち、ウェスト・ロード・ブルース・バンド、ホワイ)

9月 内田裕也ロックン・ロールBAKA(中野サンプラザ/渋谷公会堂)沢田研二、キャロル、井上尭之、田辺昭知、淡谷のり子、赤塚不二夫他
12月 フラッシュ・コンサート(渋谷西武劇場)NYRF出演者一覧参照)
参考:『俺はロッキン・ローラー』(内田裕也著/講談社)
   『1970年大百科』(JICC)
   『ニューミュージックマガジン』
ユーヤさんの談話:「あまり詳しくやらなくていいから早くしろ。後から詳しくすればいいだろ。」(2000.9)(※Rock'n Rollienneがバイオグラフィーをまとめるのが遅いので。。)

1974年...



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