第52回、参加してきました。
オープニングのWAYNYSの声はどこかで聞き覚えのあるだみ声で、それは都心の交差点で聞こえてくる「イエス・キリスト」のありがたみのない宣伝のようで、「地獄」と聞こえ、この声には地獄の方がしっくりくるなと妙に納得した。
還暦越えの心臓疾患ありの身には椅子がないのがちと辛く、バンドの入れ替えタイムは壁を背に座って体力温存し、楽曲がはじまれば立ち上がって、わたしの若い頃にはなかった掌を上下にするノリにも参加した。
大人しく聴くのがクラシックの流儀なら、ちゃんとノルのがロックの流儀で、内田裕也はロック黎明期に客のノリ方も含めて伝授していたのだ。客席の振付が多少変わっても、本質は同じだ。
呂布カルマのリリックに、男子の生態を垣間見て、J-REXXXのなぜか礼儀正しい狂気を楽しみ、わたしの好きな「MUSIC」が今回なかったので、客席から「MUSIC」と何度も叫んだ。この曲はマストアイテムにして欲しい。名曲だと思う。つづくRIZEのパフォーマンスに客席のいくつかが壊れてしまった浅草国際劇場を思い出した。ジェシーはボールのように弾み、客席にダイブする。バンドのエネルギーに触発された観客までが観客の頭上にダイブという状況で、還暦越えの女子は唖然として端から眺めていた。
去年、全国ツアーをした湾岸の羊は、しっかりしたコンセプトを感じさせるバンドで、言いたいことが、いや、言わなければならないことがあるバンドなのだ。圧巻のパフォーマンスの後、「wa-n-ga-n」と叫ぶ観客の声が鳴りやまず、ZEBRAの声で、カウントダウンセレモニーへ!
3,2,1,0 HAPPY NEW YEAR!
コミック雑誌なんかいらない!でステージも客席も踊る中で、ヒップホップ調で歌詞もアレンジされたりして、新境地のコミック雑誌が楽しめた。
新年最初はMountainman。高橋和也のボーカル、原田喧太のギター、平山牧伸のドラムでSATORI PART II。「山男降臨」というTシャツを着た女性たちにもフラワートラヴェリンバンドが届けられた。難曲へのチャレンジに感謝!
今年もロックに始めることができました。また一年、走れそうです!
VIVA! HIRO